~ヴェネツィア絵画のきらめき~盛況でした

鳥取県立博物館は開館35周年になるそうです祝記念企画展として
~ヴェネツィア絵画のきらめき~『栄光のルネサンスから華麗なる18世紀へ』開催しています。今日は学芸員さんのギャラリートークもあるというので行ってきました。全国的にも珍しい「地学・生物」、「歴史・民俗」、「美術」の3つからなる博物館というのは鳥取だけとなっているそうですびっくり建物自体は古くなって使い辛いところ等いろいろあるでしょうが、やはり企画内容の良いものをやることのほうが大事だと思います。その点、県博は努力していると思うなぁ・・・♪
イタリアとN.Yで観たルネッサンス絵画は誰でも知っている超一流の画家の大作ばかりだったので、今回の展示は個人所有の絵画が多く、ある意味興味深かったです。ちょっと品がない顔立ちの裸婦だったり・・(失礼を許してください)ヘタ上手なところが愛すべき絵だったり・・・もちろん、高度な技術と芸術性の高い絵もたくさんあります。当時の社会の様子がわかる点が絵の中にたくさん隠れていて、楽しく観れるところもありました。オープンして最初の日曜日だったからか、大勢の絵画ファンが集まり、学芸員のTさんもびっくりされていたようで、ちょっと緊張します。。。と言われてました。専門的な質問も出たりして、美術に詳しい方もたくさん来場されていたようです。↓この品のある顔立ちの女性はサロメ(16歳の王女)で聖母マリアではありません。皿の上には預言者ヨハナーンの首が冷や汗・・・サロメはその首を持ち上げてくちづけをしたというのですから、悪女を超えていますね。でも絵は大変美しいのです。是非実物を観に行ってくださいねGO!