吉田璋也の新作民藝・家具

↓この曲木肘掛回転椅子は安西水丸さんが社会人になってしばらくしてやっと買えた・・・という椅子です。現在も安西さんの書斎で使用されています。
当時は銀座の「たくみ工藝店」で買い求められましたが古くは映画監督の小津安二郎さんの映画『晩春』で原節子さんの後ろに置いてあったスタンドや家具も銀座「たくみ」からだそうです。。。びっくり

↓実際にここで珈琲が飲めますホットコーヒー

辰巳木工の製品は、柳宗悦によって紹介された英国の古きよき時代の家具を参考に、戦前、吉田璋也(1898年~1972年)がデザインして鳥取の木工たちが作った実用家具、調度品に原型があったそうです。ですから少しそういったテイストも感じられるデザインですね。ご来場のお客様から「私も現在、使ってますが引き出しの狂いがなく本当に匠の技とはこういうことなんですね」「辰巳木工さんのところでお嫁入り道具を揃えました」ラブという方も・・・楽しい話を聞かせていただいてます♪これを買うには?と質問される方もおられるのですが、残念ながら現在は辰巳木工も廃業し、職人さんもいません。スタンドは倉吉の職人さんが今も作っていますので「たくみ工芸店」で取り扱っています。

諸国民藝品展示即売もやってます見る
小鹿田焼(おんたやき)大分県・出西窯(しゅっさい)・沖縄ガラス・砥部焼・湯町窯等々

吉田璋也の新作民藝・家具

ギャラリーそらは只今、吉田璋也がプロデュースした新作民藝・家具の展示を開催しています。

↑昭和初期に製作された朱漆透彫文円卓(個人蔵)
右奥の文机の上にある丸い傘のスタンドも素敵ですね。


日本家屋に置いて使用する高さになっているので
座ってみると落ち着く目線です。
手前のワゴンは吉田璋也さんの書斎で使っていたもので、手前に引き出せるような向きに車がついています。書斎机のそばに引き寄せて使っていたようです。

9月6日(日)までやってます。(入場無料)