5月開催 ナナイロノハネ展の作戦会議

昨年の5月、企画展「ナナイロノハネ」を開催しました。
今年の展覧会についてミーティングしました。
参加クリエーターはナナイロノハネというタイトルにふさわしく7人揃いました。県外の2人は参加できませんでしたが1人はギャラリー初のスカイプでMTG参加となりました。

▲東日本大震災の復興へ向けて少しでも私達の想いを届けたい・・・ということで作戦を練ってます。クリエイターらしいアイディアで義援金を生み出す仕組み。。。
難しいですがポジティブシンキング!

▲参加の一人、大下志穂さんは先日、鹿野の鳥の劇場で小鳥の教室で学んだ子供たちと一緒に造った演劇「森は生きている」の舞台美術を担当しました。フィナーレの場面のバックには志穂さんの絵が・・・感動的なフィナーレを演出する大切な役割を担っています。3メートル×4メートルほどもある大きな絵を10枚も描いたそうです。雪山のシーンなどは本当に迫力があって引き込まれました。志穂さんの作品は全てに大きな優しさで包まれているようなイメージを持ちました。お疲れ様でした。ナナイロノハネも頑張ってね!

トットリデハッタリ忘備録あれこれ 

2011、3,18~19~20
全国アートNPOフォーラムin 鳥取「トットリデハッタリ」
閉会のことばを記しておきます。

前文
 わたしたちは、アートの力が地域を元気付ける助けになることを期待して、当初「トットリデハッタリ」と題して、トットリの事例を中心に紹介
し、全国の仲間と可能性と課題を検討するための、フォーラムを計画しました。今般の大震災を受けて、実施すべきかどうかに最後まで悩んだけれども、困難な
ときこそアートが支えになってくれたという実感をかすかな拠り所として、その内容を変え、「わたしたちにできること」「わたしたちがするべきこと」を考え
実行に移すために、あえて開催に踏み切りました。

 フォーラムが終了した今、2日間にわたる議論の内容を、以下のようにとりまとめまし
た。長きにわたる被災地における復興への道のりにおいて、それぞれの場で今、アートに出来ることを考え、実践していくことの決意を、以下の内容を閉会に際
しての宣言として言葉にしました。なお、今後はアートNPOリンク事務局が、被災地におけるアーティストならびにアートNPOによる表現の回復を推進する
プラットフォーム『アートNPOエイド・プラットフォーム(仮称)』を形成していきます。


閉会のことば
「トットリデバッタリ~互いの知恵を、未来に。」
 わたしたちは、この災害を決して忘れません。なぜなら、わ
たしたちもまた、突然奪われた多くの人、物、文化、地域の遺族であるからです。災害により喪われた人々と遺族に深く哀悼の意を表すとともに、直接・間接を
問わず被災された全ての人々にお見舞いの意味を込め、こうして集うことができた人々の確固たる連帯を互いに約束します。

2011年3月20日
全国アートNPOフォーラムin鳥取


私も微力ながら実行委員の一人として関わることができました。この期間の直前に大震災が起こり、様々な対処に努力された実行委員長の辻さんやアートNPOリンクの樋口さん。彼らの素晴らしい頭脳と行動力に感動しました。また鳥取大学の学生さんによるお手伝い無しではこのイベントも成し得なかったと思います。樋口さんの「臨機応変に」という言葉が耳に残っているのですが(笑)確かに重要な合言葉でした。
ギャラリーそらも今後の企画展に向けてアーティストだからできること、ギャラリーだからできることを考えつつ長い復興への道のりを共に歩いていけたらと思っています。