橋本さゆりさんの個展「the past and the future of “擬・ギ・戯”」展、開催中です。
画面をよく観ると、アクリル絵具が何重にも厚塗りされていることがわかります。補色同士を重ね塗りして暗色の下地を作り、その上にマスキングを駆使して色を塗り込めて、コラージュのようにモチーフが構成されています。…と言ってもよくわからないと思いますので、ぜひ観にいらしてください。
2003~2011年の作品が並びます。キャラクター的な目玉や指などを再構成して作られた作品が多いです。
震災後”原発”をモチーフに描いた作品もあります。具体的なテーマがあるのは珍しいそうです。
86枚並んだ色鉛筆画「ミニモン」シリーズ。ひゃー。
橋本さんの作品はなにかしら”奇形なもの”を連想させます。そしてあんまり女性性を感じない、ストリートっぽいパワーがあります。うごめきそう~。
作家の橋本さゆりさんは会期中ほぼ在廊します。気さくな方ですのでいろんなお話をしてくださいます。
▲スタッフ杉本