スペイン現代芸術展

次々回展示案内です。

「スペイン現代美術展」SPANISH CONTEMPORANY ART EXHIBITION
2011.9.21(Wed)~9.27(Tue)
11:00~19:00(最終日17:00)
Galleryそら 1F / SPACE空 2F

鳥取を代表する写真家、池本喜巳氏の尽力により、大変興味深い展覧会が開催されます。池本氏の古くからの友人であるスペイン マドリッド在住の芸術家、山口敏郎氏を中心とした7人の現代美術作家によるグループ展です。山口氏は1956年 岡山生まれ。1982年にマドリッドに移住、現在に至るまで、ヨーロッパを中心に世界で活躍するアーティストです。他6名はスペイン人アーティストであり、それぞれがスペイン国内外で注目を集める活動をしています。 芸術が長い歴史を持ち、「個」の確立が求められる風土から生み出される、表現力豊かな作品群をぜひお楽しみ下さい。

22日(木)19:00から、山口氏、池本氏、元滋賀県近代美術館学芸員、尾崎佐智子さんによるトークセッションを行います。「芸術家がどのようにして生活基盤を確立するか」をテーマに自由にラフに意見交換を行います。参加費無料です。アーティストでも、アート鑑賞が好きな方でも、ぜひぜひお気軽にご参加ください。

■アーティスト一覧


Toshirou Yamaguchi  山口敏郎
1956年岡山県出身、マドリッド在住
武蔵野美術大学卒業。
1982
年マドリッドに移住。以後多くの個展、グループ展を開催。アムステルダム、ジュネーブ、東京、マドリッド、各地でのビエンナーレ、国際アートフェアに参
加。日本人アーティストをバックアップするために立ち上げたアートスペース、ESPACIO
TAO主宰。日本、スペイン、韓国、イタリア、オーストリア等で国際交流展を多数企画。


Elena Jimenez
1965年 アリカンテ出身、マドリッド在住
造形美術上級専門学校及びデザイン終了。
スペイン、フランス、ドイツ、キューバ、モロッコ、ベルギー、ポルトガル、アメリカ、及び日本で個展、グループ展開催。国内外のコンクールで多数受賞。美術館、公共団体、個人コレクションに作品が所有されている。
1991年よりマドリッドで版画教授、摺り師としても活動。
2009年、長崎興福寺国際アートシンポジウム参加。
2011年、長崎興福寺国際美術展参加予定。


Francisco Pena
グラナダ出身、バルセロナ在住
若手ながらグラナダの有名画廊、トロ・ギャラリーに見出され、2011年同画廊で個展「CANVASWARE」開催。美術関係者から注目されている。


ROBERTO COROMINA
1965年サラゴサ出身、マドリッド在住
スペイン、イタリア、ニューヨーク他で個展。受賞多数。
ニューヨーク及びスペイン外務省から修学金取得。
2009年、長崎興福寺国際アートシンポジウム参加。
2011年、長崎興福寺国際美術展参加予定。


Mercedes Lara
1967年、シウダ・レアル出身、マドリッド在住
1991年、アントニオ・ラッチ・ファンデーション(コモ、イタリア)でジェラルド・リヒターによるデッサンコース受講。
1992年、マドリッド大学美術学部卒業。
スペイン各地で個展。受賞多数。
2008年、太宰府天満宮国際アートシンポジウムに参加。
2009年、長崎興福寺国際アートシンポジウム参加。
2011年、長崎興福寺国際美術展参加予定。


Mercedes Ruano
マドリッド出身、バルセロナ在住
美術大学版画科卒業。
版画科グループ「ENTINTA」を創立。出版、展覧会を企画。
バルセロナを中心に個展、グループ展を多数開催。
2009年、大阪での展覧会」のため来日。
2009~2010年、バルセロナでの日西交流展を企画。
最近は和紙の研究、及び、和紙を使った作品を製作。


Jacinto Moros
1959年サラゴサ出身、マドリッド在住
1991~1992年、1996~2002年、ニューヨークで制作するため移住。
スペイン各地で個展、グループ展、国際現代美術アートフェアに多数参加。受賞多数。
2011年、長崎興福寺国際美術展参加予定。

お問い合わせはギャラリーそらまで。
▲スタッフ杉本

鯉BAG 次回の展覧会について


実はこのバッグ、私の鯉バッグです。
3年前から毎年、「アトリエ遊悠」による古布でリメイクの展示販売を開催しています。今では熱烈ファンもでき、来鳥を楽しみにしていらっしゃるようです。
私も奥様の中屋幸江さんのバッグを毎回見ていて・・その洒落っ気があり、機能的に出来ているバッグに魅了され、注文していたのです。まるまる一年は待ったでしょうか・・良い感じの前掛けが見つかるまで時間がかかることや夏の間だけしかできない柿渋染めを施すからです。有名ブランドのバッグを持っているより、このバッグを持っているほうが注目度が高く、どこへ行っても話掛けられます(笑)
現代にマッチしたデザインとクオリティの高い縫製技術。なんと言っても古布集め!(年々、古布を集めることが難しくなってきているそうです)。3つをクリアできての展覧会です。
今週水曜日から土曜日まで4日間だけの展示です。興味のある方は是非お立ち寄りください。

かえっこバザール作戦会議


今夕のNHKのニュース番組の中、ふるさと伝言板に出てくれる辻堅太郎実行委員長と鳥大生のボランティアの皆さん。これからかえっこバザールの宣伝をしてきます!!頑張ってね♡3月の時には東日本大震災のためお蔵入りになりましたが今回は装いも変え、寸劇?も挟んでアピールしてくれるそうですよ。見れる人は是非チェックしてください。pm6:30 頃のようです。

ご近所、鳥取民藝美術館へ行ってきました。

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末宗工房のお皿に鳥取民藝美術館のかわいい入場券。

「デザイナーとしての吉田璋也(よしだしょうや)」は明日までです。
私は今日、行ってきました。吉田璋也さんは民藝のプロデューサーとして有名ですが同時にデザイナーとしての才能が素晴らしく優れていた人だとわかる展示になっています。また日常使いで愛用されていた陶器、お茶の道具や木製品など、吉田璋也さんこだわりのチョイスと言える品々で、感心してしまいます。かわいいそばちょこなどもあります。
郷土が誇れる吉田璋也さんの素晴らしさを十分に知ることができる展覧会です。
まだの方は明日までですよ~♪

かえっこバザールについて

かえっこバザール参加者先着100名様に
かえっこのオリジナル缶バッチ差し上げます!!

9月17日(土)サンロード商店街界隈で「かえっこバザール」というイベントがあります。(13時~16時まで)受付会場はギャラリーそらB1
誰でも参加できます!ただし、大人は子どもの心をもった人に限ります。まず、使わなくなったおもちゃを持って来ていただきます。そこにはカエルバンクマンがいて、おもちゃを査定します。まぁまぁのもの。そこそこのもの。。なかなかのもの(笑)かんどうもの!!4段階あるポイントをつけてもらいます。すぐに別のおもちゃとかえっこもできるのですがそれではつまらないですね。かえっこバザールの醍醐味は15店舗の協力店を周り、(様々な仕組みが隠れています)ポイントを稼いで帰ってきてから好きなおもちゃと交換することです。普段はわからない商店街の面白さを感じてもらえるようになっています。(商店主がユニークですし、知らないことがたくさんあるはず)さいごにはエキサイティングなオークションが待っています。年齢に関係なく、ワクワク・ドキドキ笑顔になるイベントを楽しむことができます。是非お気軽に楽しんでいただければと思います。お近くにお住まいの方はもちろん、このことを多くの方に知っていただきたいので対象になる方がいらっしゃいましたら情報拡散お願いします。昨日の日本海新聞に大きく取り上げていただきました。
その日、12時半~16時半の間、中心市街地の10箇所の駐車が3時間無料になります。
「街なか駐車場無料開放デー」

small.上嶋祐紀さんの家具

台風が鳥取を通過していきました。鳥取市内はそこまでの被害はありませんでしたが、各地で土砂崩れや浸水などの被害が出ているようです。東日本のみなさんは震災に続き不安が絶えないですね…。これ以上大きな災害が起こらないようにと思います。

大雨のなか、small.の上嶋祐紀さんが新しい家具を搬入してくださいました。シナ材の書類棚です。右に置いてあるのも上嶋さんが作ったゴミ箱です。

棚の中段に引き出しが並ぶ変わったデザイン。引き出しの取っ手は革です。B5サイズまでの書類が入ります。

上嶋祐紀さんは、県外でデザインを学んだ後、家具の販売、商品開発、アンティーク家具の買い付け、リペアの仕事…、などなど、ずっと家具に関わる仕事に携わり、帰郷されてからは鳥取市内に工房「small.」を構え、家具やインテリア用品を制作しています。最近は住宅や店舗などの備え付けの家具、什器類のオーダーが多く、とてもお忙しいようです。

高さ270cmの飾棚!杉材です。この展覧会の雰囲気をキメてくれてます。※購入予約済 small.さんの家具は、縁があって手に入ったり、半端に余った木材を利用した一点ものなので、材料は良いのにびっくりするくらい価格が安いです。

「最後の晩餐」みたな長テーブル。天井から吊るしたライトもsmall.さん作。※購入予約済

こちらのテーブル、足は金属、天板にはなんと黒板塗料が塗ってあります。テーブルにメモしたり絵を描いたり。自由におもしろく利用できそうです。※ブラックボードテーブル 45000円 椅子は上嶋さんが持ってきてくれたディスプレイ用のアンティークです。たぶん医療椅子。残念ながらこちらは売りものではありません。

ソファー、ローテーブル、壁掛けミラー。※すべて購入予約済
このソファーはとても座り心地良く、デザインも良く、大変好評でした。一昨日、購入したお客さまの住居に搬送されてスペースが大きく空いたので、最初にご紹介した書類棚をsmall.さんが新しく持ってきてくれたのです。あの書類棚、びっくりの15.000円!

「なつのそら」もあと1週間。気になるものがある方はお早めにどうぞ。

atelier ukirooshのガラス

9月になりました。
「なつのそら」もあと10日ほど。早いです。この夏のあいだ何回も足を運んでくださる方や遠方からいらっしゃるお客さまも少なくなく、嬉しい限りです。

今日は鳥取市河原町に工房を構える atelier ukiroosh の矢野志郎さん、竹中悠記さんのガラスをご紹介します。”atelier ukiroosh”という名前に意味はなく言葉の響きで付けた造語だそう。

おふたりはまったく違う技法で作品を作りますが、共通して言えるのは、人一倍手間と時間がかかり高い技術を必要とする方法で、それぞれ制作していらっしゃることです。とてもおもしろいご夫婦。


矢野志郎さんのキューブ。オブジェです。
矢野さんは、窓ガラスに使用されるような普通の板ガラスをカットして形を構築して接着し、研磨して仕上げていきます。よく見ると、一見一体に見えるパーツが実は何層も重ねられたガラスであることがわかります。複雑なガラスの層に光が当たってキラキラして、見飽きることがありません。

ファンが多い矢野さんのペンダント。つけているといろんな方に声を掛けられるそうです。「友達がしていて素敵だったのでどうしても欲しくなって」といらっしゃるお客さま多数。トップの形は10種類以上あります。つける方によって、ぴたっと似合う形が全く違うのがおもしろいです。

ブレスレット。ベルト部分は革で調節可。ペンダントもですがパーツに鏡も入っていて、ガラスの透明感だけではないキラキラが個性的です。男性が付けても格好良いです。


竹中悠記さんのガラス、小皿や小鉢、グラス類です。
竹中さんは、パート・ド・ヴェールというフランスの古い技法を用います。まず石膏で型を作って、それに模様の凹を彫り、色ガラスの粉を詰めていきます。それから本体部分のガラスの粉を詰めます。型に入れたまま時間をかけて低温で焼き、取り出すときは型を壊さないといけないそう。その後研磨。大変です。

この側面の模様は凸になってるんです。
女性にも男性にも竹中さんのガラスは人気。みなさん魅入られたように竹中さんの作品の前から動きません。どれも素敵なので選ぶのが難しい。きっと特別な器になりますね。

これは箱物です。上部が蓋になっていて、内部の凹凸の組み合わせで中に家のモチーフが浮かびます。この作品は「なつのそら」最初の頃に売れてしまいました。

全国的に評価の高い矢野さん竹中さんの作品。おふたりともお忙しそう。今後地元で観れる機会も減るかもしれません。ぜひぜひどうぞ。
ホームページ → http://www.inabapyonpyon.net/~ukiroosh/

▲スタッフ杉本