2018年 公募展 交差展vol.10 ギャラリーそら賞発表 まとめ

アンデパンダンとは独立した人たちという意味合いを持った美術用語ですが交差展はまさにアンデパンダンなのです。無審査の公募展ジャンルも年齢もプロアマ問わずという、ある意味スリリングな公募展です。分かりやすく言うと主流(アカデミック)ではないかもしれないけれど冒険的、実験的な作品が集まる可能性が「交差展」にはありました。今回10回目を迎え、区切りの最終回としましたが今後も公募展は続けていきます。毎回、思いもかけぬ人材と出会えたり、作家同士の化学変化を目の当たりにし、アートの交流の場となる公募展であることは間違いないからです。交差展から個展を開催できるようになった人も多く、ギャラリーとしては嬉しい限りです。「ギャラリーそら賞」の選定には毎回本気で作品と向かい合い、技術やアート性など優れた作品を選ぶことも大事かもしれませんがそれだけでなく、表現する勢いのある人・作品・もっと観てみたい・・そんな点を考えて選びました。

今回は大久保つくしさんと三嶋紗織さんのお二人に決まりました!お二人ともママです。バイタリティーがあります!ご家族の理解も協力も必要です。どうかお二人の展覧会を応援、期待してください。最終回とあって、力のこもった作品が多く集まり皆さんにギャラリーそら賞を差し上げたい気持ちでした。ご来場の皆様の感想やご意見、本当にありがとうございました。出品者にとって相互の会話がとても良い刺激になると思います。何より出品者のみなさんが生き生きと楽しそうにギャラリーに来られるのが運営する私たちにとって、元気をもらえたことでした。感謝

 

▼ギャラリーそら賞受賞①の大久保つくしさん

▼交流会には参加できなかったギャラリーそら賞②受賞者 三嶋紗織さんの銅版画を紹介するスタッフ池田

▼カエルさんと私たちは呼んでいますが井戸垣さんは鳥取市での様々なワークショップやラボで技術を磨き、年々パワーアップ!6月には交差展で出会った仲間と楽しいグループ展を開催します!

▼今回、鳥取で初めての発表となる作品を展示した玉木遥帆さん。彼女の才能は周りの出品者にも衝撃だったようです。今後関東でアトリエを移すのですが活躍を出品者のみんなが願っている・・・という愛すべき彼女の人柄でした。

▼Kishimoto yumiko .hirona 夫婦でコラボ作品 

ご主人が流木で立体オブジェ&奥様が写真

写真を細かくカットして組み立てる繊細なオブジェ

▼山根のりこ  赤い生命体(花)オブジェ いつもの作品のイメージとガラッと違う作品山根さんの引き出しにいつも驚かされます

6月に個展を開催予定の作家名も新しくデビュー!「GURA」の段ボールにクレヨンの作品を説明するスタッフ

▼勝原一恵 樹脂粘土の腕を年々あげている勝原さん ただ可愛いだけじゃないコンセプトや世界観を期待しています

▼瑞々しい感性の写真を展示した鳥大の院生フカウチユリコ 今後研究のためボツワナ(南部アフリカ)へ行かれるフカウチさん、写真も撮りためていつかギャラリーでボツワナを紹介する写真展を開きたいと言ってくださいました。勇気ある彼女の未来に幸あれ!!

▼新聞記者をしながら、愛息の写真で出品された藤田和俊 写真の間に言葉が添えてあるのですが来場者の心を癒していたようです。書籍にしたらいいのに・・・という声も💕

▼書道家でありながら、アート全般に精通しているクラタトシオ 一捻り、二捻りしたキュートな作品

▼現場主義(現地で描く)にこだわる森茂樹先生(招待作家)水面に映る空や植物は写真やスケッチでは絶対に描けないと思えるその場の時空間を感じます

▼HARU 今までは大作が多かったのですが今回は小作品で参加 カラフルなHARUさんらしい作品

▼プロダクトデザイナー70代の現役バリバリプロダクトデザイナー白岡彪さんの自作を語る 

▼昨年度のギャラリーそら賞受賞した三谷さやかさんの藍染の服に刺繍・・・毎日刺繍が加えられて増えていくという素敵なインスタレーション

▼サニープレイス 愛娘とのコラボ作品 母と娘のお互いを思いやる愛を感じる作品

▼出雲の十六島(うっぷるい)から出品してくださった樋野広則さん 落葉樹の美しさを印象的に切り取りました

▼第4回目から続けて出品されている杉森康行さん アート無しでは生きていけない体質になっているようです。来年の作品展への希望が見えてきたのは嬉しい出来事

▼salon de Lazos Iyo Nishimura ソープカービングの高度な技術だけではなくアート性が心に響く作品 今後の活躍を期待しています

▼ テンペラ画の川口詩織さん 交差展の後に自らの個展を開催 エネルギー溢れ逞しさも感じる作品です

▼ギャラリーそら賞の最初の受賞者 宮本久義さん 和紙に鉛筆・テンペラ画を出品

▼モリタソウイチロウ 氏の写真愛は変愛💕(私からみると・・・ですが)でも写真を撮る時の精神性やコンセプトについて熱く語って教えてくださいます。とにかく勉強してます

▼鳥大生 井澤大介 鳥取のアートシーンには必ず彼がいる!と言っても過言ではありません 今回鳥大生が多く参加したのは彼の働きかけがあったようです 美術の持つ力を様々な視点で話してくれる井澤さんですが自作を前にすると少し寡黙に(笑)

▼山本智子 アイフォン4Sで撮った写真はどこまで引き伸ばせるか・・・試行錯誤したという山本さん実験的な挑戦の末の展示です

▼タニケン ダークな色調の中に渋いカマキリ男が・・・シュールな世界を描いています

▼ギャラリーそらの空間にあった作品を展示しましたと サイエサツキさん 

 

 

▼うーちゃん こと小原裕司さん 折り紙でオリジナルを生み出します

 

 

▼鳥取大学の美術部の有志で参加された「徹夜せん隊寝るんジャー」の6人

▼6月に個展開催予定のフリーランスカメラマン シロクマグラフィック 桜井祥直 交差展のムードメーカーでもありました。卵かけご飯のくだりが印象的な食いしん坊♪(笑)

▼ヒラタキ 小さな作品ですが 愛するおばあちゃんへのプレゼントにと想いを込めて書いた12ヶ月のカレンダーの絵 細部に渡り細やかに描いた作品

▼宮野ミケ 関西で活躍するイラストレーター(漫画家)もっとたくさん出品したらよかったかも・・・と呟いてました(笑)3点ですが階段踊り場で来場者を魅了していました

▼埼玉からの出品者 忽々塚惣一郎商會 交差展への出品は2回目となります その特異性と美しさ・世界観は目を引きます もっと見てみたいと思う作家さんです

▼special thanks ワクルカコーヒー! カフェミューン!

 

出品者、来場者の交流の場となった「交差展」少しカタチを変えて来年もよろしくお願いします。