こんにちは!スタッフ池田です。
只今展示中、「川口敬恵 日本画展」。
連日多くの来場者で、にぎわっています。
柔らかい色味の、夢でみるような風景がひろがっています。
日の光が眩しいので、すこし目を細めながら見るような、そんな感覚を思い出します。
このような絵を描くようになられた背景には、戦争体験があります。
タイトル 「涼風」
親しい方を亡くされた悲しみや、空襲で焼けた残酷な風景が、頭の中に今でもはっきり残っており、
美しい自然を私たちの手で取り戻さなければいけない、守らなければいけないと、満州から日本に帰る貨物列車の中で、強く思ったそうです。
当時5歳の平和を願う強い気持ちが生き続けて、この絵の中に宿っているんですね。
だから、平和を祈る、やさしい気持ちで観る事ができるんですね。
4月16日まで開催です。