▲上田征治のコテ絵
因幡の鏝絵‐左官文化の伝承
鳥取県内には明治以降因幡・伯耆地域で独自に発達した鏝絵の文化が残っています。幕末に関東で始まった鏝絵の県内への導入は明治中期以降で、石州左官の影響が最も大きかったと考えられています。戦後になり伯耆地方では赤崎を中心に吉田貞一に連なる独自の鏝絵が大きく花開き、また因幡地方では山田安治や上田征治などが独自の鏝絵の世界を展開しています。鏝絵は左官の技能の存在がなければ成立しません。近年その技能を持つ左官が少なくなり、鳥取県左官業協同組合は新たに鏝絵技能の伝承事業に取り組んでいます。技能の伝承は文化の伝承です。本展はこれまで培われてきた因幡地方の現代の鏝絵と、鏝絵の近年の伝承の取り組みの成果を展示し、広く県民の皆様に因幡地方の鏝絵文化を紹介するものです。
会 期 平成25年3月2日(土)~10日(日)
午前10時~午後6時
場 所
ギャラリーそら 入場無料
【出品作品】
1) 上田征治の鏝絵(パネル展示):八頭町周辺の鏝絵の実物大パネル展示
2) 現代因幡の鏝絵(実作展示):現代の左官の実作と伝承事業作品
3) 特別展示:因幡の四左官共同大作「天女」
【関連事業】 ワークショップ「私も鏝絵を造ってみよう」
3月2日(土)3日(日)午後1時から4時 大人でもお子様でも参加できます。参加無料・1日当り先着6名様(事前の予約はTEL.0857-26-5120 組合事務局)本職の鏝絵製作の実演も有ります 〒680‐0841 鳥取市吉方温泉1-123 (有)環境計画内 TEL.0857-20-0207
【主催者】 鏝絵なまこ壁文化推進協議会
【後 援】 鳥取県・鳥取県左官業協同組合東部支部