MARI JOHANNA MIYAMOTO

ふわふわとした雲の上を歩いているような、心地よい錯覚。
彼女の展示は、空間そのものが作品ではないでしょうか。



天地が作り出す「美」を、様々な技法を取り入れながら表現されています。


ヘビのだっぴした皮、ビニール、木材、紙…。
素材は様々でにユニークですが、彼女の表現で見事に透明感ある空間をとなっています。



会期も残りわずかとなりました。
ぜひ、足をお運びください。

(スタッフ池田)

 

ヒサヨシ ミヤモト 

会場に入るとまず目に飛び込んでくるウルトラマリンブルー。
水のなかに沈んでいる意識で描かれた作品です。

フィンランドの森の中、きのこ採りに夢中になった彼は時のたつのを忘れます。いつの間にか辺りは闇に包まれ、それに気づきはっとします。目の前にどんどん光が消え、闇のなか、空にある微かな光をたよりに帰路につきます。

そんな体験をもとに、抽象的な風景が描かれました。


フィンランドでの留学生活が彼の表現に大きな変化をもたらしました。
長い時間、技法を追求したり、描く対象物と真剣に向き合ってきましたが、
広大な自然や、神秘的な体験を通し、彼自身の心のなかをも表現するようになりました。

光と闇、水や森、彼に広がる世界観は、訪れる方々を穏やかな気持ちにさせてくれます。

    

スタッフ 池田
 

ヒサヨシ ミヤモト & マリ ヨハンナ ミヤモト 二人展 展示が始まりました

1Fが宮本久義さんのテンペラ絵画やオブジェなど展示。2Fはマリさんのインスタレーション、映像作品、絵画などを展示予定。
アーティストとしてのスイッチが入ったという感じのマリさん、いつもは優しくて控えめな彼女ですが作品を魅せるため積極的にファンタスティックな展示作業に入っています。金曜日、24日からオープンです。多くの方々のご高覧をお待ちしております。

 

10月gallery shop SORA『ドモク堂』やさしい時間。

東伯郡湯梨浜町で木の手しごと、カトラリー作家として日々励んでいる朝倉康登さん。偶然にも奥様のご両親が益子(栃木)で陶芸家だったことから「ドモク堂」という名前で年に何回か発表の場を作っておられます。あたたかな、心がほっこりするようなコラボ展になっていますので是非この機会にご来場くださいませ。♪ 値段もぐっとくるお手頃感です!!


▲▼加藤芳夫 


▲▼加藤えみ


▼定評の珈琲ドリップポット 蓋もついているのでポットとしても使えます。

 

鳥取市展 <企画展> 私は、何もの?

企画展にはテーマがあります。
今回のテーマは「私は、何もの?」個々の表現する私は何もの…を紐解きながらじっくり作品と向かい合ってみてください。かくれていたものが見えてきたりして美術鑑賞の醍醐味を味わえます。
特別審査員の美術家、中原浩大氏の企画展の総評から一部を抜粋、紹介させていただきます。
「創造行為は限られた人々や特殊な環境の下だけに限定されるものではなく、それぞれが持ち合わせていて、様々な環境の中からいろんなかたちで生まれてくるはずのものです。そのことを頭で理解していていたとしても、実際に体験することはとても大切なことです。市民美術展の中でも企画展部門に参加するということはそういうことなのかなぁと思います。」

▼中野 勉 「閻魔大王」(企画展 準大賞)
「日頃お考えになっていることや思いを次から次と説明していただきながら、うん、うん、とお聞きしている場面を想像してしまいました。」(中原浩大)

▼山根俊道 「旅」(企画展 準大賞)
「トランクケースをころころと持ち歩き、ぱかっと開くと思い出が見せてもらえるという わくわくするアイデアでした。」(中原浩大)

▼西尾 遥 「記憶」(企画展大賞 作品)
「作品を介してというよりは、西尾遥さんと面と向かい合い直接会話を交わしているような気持ちになる、とても不思議な作品でした。(中原浩大)

▼パーティーの様子

▲特別審査員 中原浩大氏を迎え オープニングパーティーが開催されました。作品について熱い想いの質問が飛び、中原氏がそれはキツイしつもんだなぁと言われる一幕もありました。とても楽しい会でした。やはり出品者が審査員に直接お話を聞けるというステージがあるのは貴重なことですね。。
市民美術展は19日(日)まで開催中!おでかけください。