鳥取市展 <企画展> 私は、何もの?

企画展にはテーマがあります。
今回のテーマは「私は、何もの?」個々の表現する私は何もの…を紐解きながらじっくり作品と向かい合ってみてください。かくれていたものが見えてきたりして美術鑑賞の醍醐味を味わえます。
特別審査員の美術家、中原浩大氏の企画展の総評から一部を抜粋、紹介させていただきます。
「創造行為は限られた人々や特殊な環境の下だけに限定されるものではなく、それぞれが持ち合わせていて、様々な環境の中からいろんなかたちで生まれてくるはずのものです。そのことを頭で理解していていたとしても、実際に体験することはとても大切なことです。市民美術展の中でも企画展部門に参加するということはそういうことなのかなぁと思います。」

▼中野 勉 「閻魔大王」(企画展 準大賞)
「日頃お考えになっていることや思いを次から次と説明していただきながら、うん、うん、とお聞きしている場面を想像してしまいました。」(中原浩大)

▼山根俊道 「旅」(企画展 準大賞)
「トランクケースをころころと持ち歩き、ぱかっと開くと思い出が見せてもらえるという わくわくするアイデアでした。」(中原浩大)

▼西尾 遥 「記憶」(企画展大賞 作品)
「作品を介してというよりは、西尾遥さんと面と向かい合い直接会話を交わしているような気持ちになる、とても不思議な作品でした。(中原浩大)

▼パーティーの様子

▲特別審査員 中原浩大氏を迎え オープニングパーティーが開催されました。作品について熱い想いの質問が飛び、中原氏がそれはキツイしつもんだなぁと言われる一幕もありました。とても楽しい会でした。やはり出品者が審査員に直接お話を聞けるというステージがあるのは貴重なことですね。。
市民美術展は19日(日)まで開催中!おでかけください。