~甦る古美~ 中屋ご夫妻の活動

 
骨董好きな中屋ご夫妻は特に木綿の古布収集に興味があり、
それが高じて古き良きものをもう一度作り直すことで甦らせたいと
現在の創作活動を始められました。
(中央手前が奥さまの中屋幸江さん。左奥が中屋忠士さん)
気に入った古布を集めることは現代においては大変困難なことで
すが、今では骨董店主から良いものが入ると一番に声をかけてもらえるようになったそうです。
ご来場いただくお客様からデザインの斬新なことや布の組み合わせが素敵だと大好評です。


ギャラリーそらのご近所、ランジェリーブティック「jiji」さん
一押しのジャケット。↑「旗」(若武者の絵)を柿渋染した布。
裏地もかなり粋な柄でした。ジジさんは古布大好きなので
(笑)古布の魅力を熱く語っていました。


ツバメソースの前掛けの部分が効いていてGOOD!でしょ。
これは幸江さん作のバッグです。(幸江さんの私物です)
私も欲しくて・・・作ってくれませんかと
お願いしましたら私で3人目の予約だそうです
なんとか予約を受けてもらいましたが手元に届くのが早くて来年だそうです。柿渋染は1年に1回ですから・・・また、純綿でできている前掛けでないと柿渋染めが上手くいかないそうです。
ツバメソースのデザインのものは手に入らないかも知れないということですが楽しみにして待っていようと思います。

古布創作展 始まりました

 


朝日クラフト展に入賞した作品。↑中屋忠士 作(非売品)
酒袋(表布)と大漁旗(裏地)を使った上着。
酒袋とは簡単に言うと酒を絞る時に使われていた綿の布の事です。しかしこの綿の布は大糸を荒めに織った手織木綿に柿渋(かきしぶ)を塗るという大変な作業を重ねた布です。何度も何度も使うことによってできる全く異なる酒袋の色合いやカスリ具合、防腐性・防水性のある生地が魅力で最近は人気のある布となっています。


古布をリメイクという分野については無知な私ですが
中屋ご夫妻に色々と教えていただきました。
布団や風呂敷などに使われていた布が
こんな素敵な洋服に・・・

新聞に投稿文が載ったこともあり境港や米子からも
ご来場いただきました。布好きな女性の多いことに驚きました。