アトリエ10colours  菊地均さんの染物

今日は、長野県安曇野市に工房を持つ、アトリエ10coloursこと、菊地均さんの作品をご紹介致します。

3年ほど前、富山→石川→長野→岐阜…と甲信越地方を車でぐるぐる廻ったことがありますが、長野は特に印象が強い土地でした。空気がきれいだから景色がきれい。出会ったひともみな親切でした。菊地さんの染物を眺めているとその旅のことを思い出します。

左が「aqua/umber」。右が「日月旗」
生地は麻、染料はドイツ製。直射日光に対する堅牢度が高くて実用的。菊地さんは現場の建物や部屋、壁などの空間を念頭において、イメージ、デザインするそうです。こののれんもそらの雰囲気にとても似合っています。
もし「aqua/umber」が町家風の甘味処の入口に掛けてあったら、迷わずあんみつを注文してしまいそうです。

右が「水の景色」。タペストリーです。菊地さんのデザインは洋室に掛けてもしっくり合いそう。ブルーのグラデーションが涼しげです。

左が「夕暮れ、盛り場へ向かう」。右が「45+」。
ものがたりがあるタイトルです。「45+」ってなんでしょうか。

のれんもタペストリーも、この展示では壁際に掛けてますが、出入り口などの空間に掛けるとまた違う印象を見せてくれます。光が映ったり風でそよいだりして、色彩に常に変化があります。眺めてて飽きません。

アトリエ10colours&十色屋ではご主人の均さんがのれんやタペストリー、奥さまがバッグなどの小物類を作っていらっしゃいます。ホームページ → http://www.toiroya.com/

▲スタッフ杉本