「時代をこえてつながる二人の女性アーティスト~尾崎翠とKEIKO*萬桂」

アトリエにお邪魔したり、ギャラリーに足を運んでくださったりと、去年から何回かお会いしていたKEiKO*萬桂さん。Galleryそらにて、4月27日~5月6日、個展開催予定です!
ギャラリーそらのスペースの広さ、各フロアの異なる雰囲気を存分に活かして、萬桂さんが持つ様々な芸術性、女性性、活動の幅広さを、スケールたっぷりに展開できればと思います。

KEiKO*萬桂さんは、岩美出身の小説家、尾崎翠さんの「第七官界彷徨」が新聞に連載されていた際、挿絵を手掛けられていますが、萬桂さんが岩美に構えるアトリエ「薊文庫」は、もともと尾崎翠さん御親族のものだったりと、KEiKO*萬桂さんと尾崎翠さんの不思議な縁は、並々のものではないようです。そんな、理屈を超えた縁を持つふたりを取り上げた特別番組が再放送されます。

「時代をこえてつながる二人の女性アーティスト~尾崎翠とKEiKO*萬桂」

NCN11チャンネル(※地域によっては12チャンネル)
◆1月15日(日) 10:00~  /  13:00~  /  16:00~
◆1月16日(月)   5:00~  /    9:00~  /  13:00~  /  17:00~
以上の時間帯でリピート放送されます。

この芸術家ふたりの世界をぜひご覧ください。

KEiKO*萬桂 (けいこ*ばんけい)
 

兵庫県豊岡市に生まれる。
幼少の頃より祖父母、母について書道を学ぶ。多摩美術大学染織デザイン科卒業後、テキスタイルデザイナーとして活動。ハウスデザイナー、フリーランスデザイナーとして小泉今日子など著名人のドレスなどをデザインし、雑誌「装苑」「明星」などにも掲載される。渡仏経験を経て帰省、山陰の自然から受けるインスピレーションを体感する中から生まれた、墨を基調にした独自のスタイルが国内外で注目されている。但馬における倦鳥派俳句の始祖といわれた曽祖父、植村萬頃(ばんけい)1873~1925の雅号を受け継ぎ作家名をKEiKO*萬桂(ばんけい)とした。2008年6月、尾崎翠ゆかりの地、岩美町にアトリエを移す。曽祖父、萬頃(ばんけい)が最期にスケッチしようとした薊(あざみ)への想いからアトリエを『薊文庫(あざみぶんこ)』となづける。

KEIKO*萬桂さんHP → http://www.keiko-bankei.com/profile.html


尾崎翠(おさき みどり) 

1896年(明治29年)~1971年(昭和46年)。鳥取県岩美郡岩井村(にちの岩美町岩井温泉)出身。小説家。作家活動は短かったが、今なお斬新さを失わぬ作品は近年になり再評価が進んでいる。

▲スタッフ杉本